離婚WEB

田中　裕子さん（仮名）の場合

夫が、浮気相手と同棲を始めてしまいました。裕子さんには、小さい子供もいますので離婚の意思が固まっていません。
しかし、このままでは夫が生活費を入れてくれなくなる心配があります。
そのような場合は？　
↓

【内容証明に記載のポイント】

●　同棲をやめて家庭に帰ってきて欲しい
●　生活費をちゃんと入れて欲しい
●　離婚の意思は無い



記載の例

平成１８年○月○日より、貴殿は○○　○子さんと同棲をしています。
私は、離婚の意志は無いので速やかに同棲を解消してください。
また、生活費として金○○円を支払ってください。

同棲先の住所　東京都文京区○○１－１－１
夫の氏名　田中　秀夫（仮名）



【内容証明を利用するメリット】

このようなケースの場合、結果的に離婚となる確率が高いことは否定できません。
別居や、浮気相手との同棲が発覚したからといって何も手を打たないのではなく、離婚にはずっと反対をしていましたという証拠を後日に残しておくと、調停や裁判で有利になります。

夫婦喧嘩で、「もう、離婚しても構わない」というような内容の事を言ってしまったので、今更無駄だと考える方もいらっしゃいますが、これはマチガイです。

裁判所では、紙面になっているものを証拠として提出します。
つまり、言った、言わないで後から証明できないものより、内容証明のように後に残るものの方が優位性があると一般に考えられえています。

【内相証明のデメリット】

通常の生活をしている人にとって、内容証明郵便を受け取る機会はほぼありません。
そんな人が内容証明を受け取ると、拒否反応を起こすことがあります。
冷静に考えれば、ただの手紙ですが、逆切れをする人もいます。
また、話し合いをしている最中なのに内容証明を送られたことで、もう話し合いにならないと判断されることもあります。

【総評】

電話や面会などで話し合いが出来ない場合には、内容証明を送りましょう。
話し合いが可能な場合は、少しの間様子をみて、それでもダメだと判断されるときに送付をしましょう。

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